大学生に始めた株式投資。かれこれ、4年目に突入。
元本が少ないからか、いわゆる「破滅」を経験することなく、楽しく続けてこれています。
「株でも始めようかな」と弟から相談を持ち掛けられたのを機に、自分の株1年目を振り返って、当時の淡い失敗談をまとめて教えてあげようと思い、現在に至ります。
下の記事で、これまでの運用実績をまとめているので、興味があれば覗いてみてください。
【Python】株式投資の運用実績を可視化 - ぺーぱーのまなび
繰り返した失敗3つ
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株価の見過ぎ
これは、株を初めた人すべてが経験していると思うが、「株価が気になって気になって仕方ない症状」。始めた当初は大学生だったので、授業中に机の下で常にチャートを開いて、スマホにかじりつき。おかげで、取引時間中の授業はほとんど記憶になく、テスト前に友達にノートを写させてもらったのを思い出します。
学生時代でよかったなと思います。社会人になって初めていたら、PCでチャート画面を開いて、それとなく商談に参加しているという自分の姿が浮かぶので・・・(*_*)
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なんとなく買い
1年目のころは、根拠のない買い、名付けて「なんとなく買い」を繰り返していました。ニュースで見たから、決算内容がよかったから、「新商品が美味しかったから」なんて理由で買うなんてこともありました。今振り返れば、なんというギャンブル。競馬で言うと、馬の名前がイケているからという理由で、馬券を買うのと同じ投機。
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小さく買って普通に負ける
1年目は、少しでも値上がりしたのが嬉しくて、利確をしていました。よくわかるのが、下の画像の赤枠の取引。
どちらも100円、200円と超少額で利益確定をしていて、笑えます。
下の232円の方を見るとわかりますが、それまで負けが続いていて、できるだけ負けを取り戻したいという心理から、200円でも利益を確定しよう!という当時の心理が目に浮かびます。
当時は、どの注文にも売買手数料がかかるということは意識していなかったので、自分の選択が愚かであることには気づいていなかったです。
失敗を繰り返した原因
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不安
ほとんどが、「なんとなく」で買ったものなので、「ほんとにこの株上がるのか?」「突然、下落したらどうしよう・・・」という不安から、株価を見すぎてしまうのだろうと思います。
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1秒でも早く買わないと損
今しかない!と変な焦りがありました。スキャルピングやデイトレードならともかく、自分にあった投資手法が確立するまでは、とにかく「今を逃したら損をする」という意識が常にありました。特に、買う銘柄を決めてからの実際に注文を通すまでの、数円の値動きに異常なほど敏感になっていました。
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「もったいない」精神
1年も、これまでもいわゆる、大負けはあまりしていません。参考に、過去の損失率が大きいTOP10です。
損切ラインは、10%に設定してきたので、それを下回るのは過去に3回のみ。「大きく負ける」は、回避できているようです。
しかし、「小さく勝つ」事情は、ひどいです。
解消した方法
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アラーム設定をする
銘柄を買った後に、アラームを設定するようになった。画像のように、上に目標値、下に損切値を設定。
論理的には、アラーム通知が来ない限り、株価を覗く必要がない。
それでも、ざっくりとしたトレンドは確認したいので、下の3回はチャートをチェックするようにしている。
買う条件がたった2つ。
- 適正値より安いこと
- 上昇トレンドにあること
適正値は、ファンダメンタル分析で算出する本来の株価。4半期ごとに算出をする。
上昇トレンドにあるかどうかは、日足で見た時に上昇トレンドにあるかどうか、というざっくりとした、テクニカルとは言えない判断基準。
これぐらいシンプルじゃないと、感情や主観が混じってしまうので、この買い基準を見直す予定は特になし。
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目標値を固定
取引ごとの目標値は、7%。
年間の実現損益率は、10%。
勝率はあまり気にしていないが、5回に3回の勝率で、1年通せば10%は達成できるという、これまたざっくり。
これまでの3年の年間損益率は、こんな感じです。
1年目の悲惨さ。。まあ、勉強代だと思えば、安かったでしょう。
まとめ
始めた当初の売買実績を眺めていると、いかに初心者心理が投影されているかがわかり、見ていられなくなります。でも、これまで300回以上取引をしている間に、「投機」から「投資」ができるようになったとは思います。いまだに、短期的な値上がりに反応して、売ろうとしたりしてしまうが、手前で止められるようになりました。やはり、これも経験のなせる業なのかなと思います。
今後もっと扱う額が大きくなったときにも、
- 買い売りの根拠を明確にする
- 通知が来るまでは触らない
- 株価を見るのは、9:00,12:30,15:00の3回
を徹底して、これからも株式投資を楽しんでいきたいです。