はじめに
まず、お伝えしますが、ぼくはTOEICの専門家ではありません。毎回のように受験して、満点を目指すようなTOEICマニアではありません。
TOEICで900点取ったのは、4年前です。なので、最新のTOEIC事情はわかりませんし、TOEICに特化した勉強法もお伝えできません。
しかし、なんの準備をせず受けても、700点を取るだけの英語力は今でもあります。
今回は、TOEICを含め、「英語力を上げるため」の勉強法をできるだけ具体的にお伝えしようと思います。
今の英語力
いまの英語力は、だいたいこんな感じです。
- 準備なしでもTOEIC700点は取れる
- 字幕なしで6割ぐらいは聞き取れる
- 日常的に英語が出てくる(okay? shit! Wow.など)
全盛期の英語力
- TOEIC900点超え(すいません、テスト結果はありません。)
- 字幕なしで7割ぐらいは聞き取れる
- 外国人とちゃんと会話できる
900点までの軌跡
ざっくりですが、900点までの実績推移です。
()内は、トータルの受験回数です。
2014(1)450点
2015(2)500点
2016(3)600点
2016(4)650点
2017(5)750点
2018(6)850点
2018(7)900点
900点を取るために必要な能力
最新で受験したのは、2018年ですが、ネットで練習問題を解いた感じ、TOEICの全体の構成や求められる能力に大きな変化はないと思います。
結論から言いますと、TOEICは時間管理がすべてです。これは持論ですが、大した英語力がなくても、TOEICで高得点は取れると思っています。もちろん、基本的な英語力は必要ですが、コツをつかめば700点までは結構簡単に取れると思います。
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スピード
- 問題把握力
- 見切り力
- 純粋な速読力
それぞれ一言で説明すると、
- 問題把握力=パッと見ただけで「なにが書いてあるか」「なにを答えれば良いか」がわかる力
- 見切り力=時間がかかる問題か、捨てても良い問題か、を判断できる力
- 純粋な速読力=制限時間内にすべての問題を解き終わるだけの速読力
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要領の良さ
これは、先ほど紹介した「問題把握力」や「見切る力」と似ていますが、TOEICのカギは、時間管理です。1秒でも手を止めれば、最後までたどり着かないと言ってもいいぐらいのボリュームです。
例えば、リスニングパートの例題が流れているときも、例外ではないです。どんな流れで問題が進むのかは、過去問を解いたことがあればわかるので、ぶっちゃけ聞く必要がありません。であれば、例題の時間を利用して、先の問題の選択肢や問題文に目を通し、メモをするのに時間を使った方が良いです。TOEICで書き込みをすると注意されるというような情報がネットで散見されますが、注意されたら止めれば良いわけで、一回の書き込みで退場させられることはまずないでしょう。
最近きびしくなっているのかもしれませんが、過去7回とも、がっつり書き込みをしていましたが、1度も注意されたことはないです。
しかし、そこまで点数にこだわらないのであれば、やらないのが無難かもしれませんね。
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パートごとの対応
TOEICには型があります。最近、過去問をサラッと解いてみましたが、やはり全体の構成は4年前と変わっていません。各パートの傾向と対策は、ほかのサイトでご覧になっていただければと思いますが、TOEICで点数が取りやすい問題というのは、問題の型と共通しているので、過去の正答率などを見てみて、どのタイプの問題は取るべきか、捨てても良いかについては把握しておきましょう。
TOEICに必要な勉強
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必須単語帳を1冊暗記する
ポイントは、必須単語だけで良いという点です。TOEICに関する単語帳はたくさんありますが、「(最)頻出」「必須」「(最)重要」の名の付く単語だけを覚えれば十分です。大体1000語くらいでしょうか。どの単語帳も網羅している単語は一緒なので、勉強しやすそうな1冊を完璧に暗記しましょう。
個人的には、例文が充実している単語帳がおすすめです。TOEICで出てくるような文んに慣れることも同時にできるので、効率的です。
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最新の過去問3回分は解く
公式問題集でも、ネットでも良いですが、最低3回は過去問を解くようにしましょう。ポイントは、最新の過去問を解くことです。数年たっても全体の構成は変わりませんが、年によって多少のトレンドは現れます。
できるだけお金をケチりたいという方は、書き込みがされていない中古を買うと良いかと思います。新品でも中古でも中身は変わりません。とにかく、3回分は解くことが大切です。
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過去問は60分でやる
本番の試験時間は、リスニング45分、リーディング75分の2時間です。問題は、リーディングの75分です。大半の人が、最後まで解き切れずに終わります。本番は緊張や焦りを考えると、60分ぐらいで解き終わるように練習するぐらいが良いです。特に、一度解いたことのある過去問であれば、45分ぐらいにしてもいいかもしれません。
とにかく、本番を想定してシビアな時間で過去問を解くようにしましょう。
おすすめの勉強法
これは、TOEICのためだけではなく、英語力を上げるための勉強法です。全般的な英語力を鍛えるためのトレーニングなので、TOEICで高得点を取りたい人も、ただ英語ができるようになりたい人にとっても、ご参考になれば幸いです。
Listening
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ディズニーのアニメで学ぶ
別にディズニーに限定する必要はありませんが、ポイントは綺麗な英語を聞くことです。いわゆる、洋画や海外ドラマは、スラングなどが混じっていて、かなり音が抜け落ちています。ディズニーのアニメは、正規の綺麗な英語が使われているので、おすすめの教材です。
そして、もう一つ教材を選ぶポイントは、スクリプト(台本)があることです。ネットで調べれば、たいていの作品はスクリプトが無料でダウンロードできます。ただ聞くだけでは、耳は鍛えられません。スクリプトを見ながら、どの単語が聞こえて、聞こえないのかを書き込みをしましょう。
映画でリスニングの練習をしたいという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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Shadowing
shadowing(シャドウィング)とは、音声の後に続いて発声することです。いわゆる、Repeat after meとの違いは、同時に言葉を発する点です。「音を尾行する」という表現が適切かもしれません。初めは、スクリプト(台本)を見ながら、後に続いて話して構いません。慣れてきたら、少しずつスクリプトを見ないで、入ってきた音を口にするというようにレベルを上げていきましょう。不思議なことに、繰り返しているうちに、短いフレーズであれば自然と口にできてしまいます。
Reading
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童話を読む
まずは、児童向けの絵本から始めましょう。英文に慣れることが目的なので、ストーリーのわかる本から始めるのが良いかもしれません。なんとなく、この単語は日本語のあれに当たるな、と考えながら読み進めるのものが良いです。
写真のPenguin Booksは、本選びの参考となる難易度が載っているので、おすすめです。
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NHK Englishでニュースを読む
ある程度英語を読むことができるのであれば、英語でニュースを読みましょう。BBCやTimesなどの欧米のメディアでも良いですが、わからない単語が多くて挫折してしまいます。ぼくも一時期英語のメディアにこだわって、あまり学習が進まなかったことがあります。
NHKであれば、日本についてのニュースなので、「単語がわからなくて内容が全くわからなかった」と挫折することなく、良い具合に勉強が進むと思います。
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英英辞典を使う
少しハードルが高いかもしれませんが、英語力をつけたいのであれば、最もおすすめの勉強法です。語彙が増えるのはもちろんですが、意味や例文に触れる中で自然と文章読解力がつきます。
辞書を調べるのが一番ですが、持ち歩くのも大変でしょうから、単語を検索するときに、写真のように「●● definition」と、英語で検索するようにしましょう。
Speaking
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とにかく真似をする
話せるようになりたいのであれば、真似をするのが、一番です。海外ドラマの主人公でも、ディズニープリンセスでも、英語を話すならなんでもOKです。
ただ、再現できるようにセリフ(Script)が手に入るものにしましょう。見る媒体によって違いますが、英語字幕にすれば、問題ないかと思います。
ちなみに、ぼくは海外ドラマSuitsのHarvey Specterに憧れて、セリフだけじゃなく身振り手振りも自然と出ちゃうくらいに真似しました。(笑)
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英語で独りごとを言う
これは、翻訳家のトレーニングでも実践されているそうですが、自分の第一言語を英語にするというものです。
初めは単語を知らないと詰まって何も言わなくなったりしますが、慣れると単語を知らなくても英語で説明できるようになります。とにかく、「何かを発すること、英語で」。英語に話すのに慣れてきたら、誰かと英語で会話をするようにしましょう。
おわりに
いろいろとノウハウ的なことも書きましたが、大切なのは続けることです。そして、続けるためには、楽しむことと明確な目標が大切です。
言語はアウトプット(話したり、書いたり)することで、上達するものです。もちろん、TOEICの過去問を黙々と解くことも大切ですが、英語を使うことが身近になることが何より大切です。
もし、ご興味があれば以下の記事もご覧いただき、好きなフレーズなどがあればシェアしていただければ嬉しいです。
拙文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
Thank you for reading me :) Good day!!