誕生日に「最近、なにもやる気が出ません」と母から手紙が届いたので、いろいろ考えてみた
誕生日に、母から手紙が届いた。
「お誕生日おめでとう。ワクワクできるように毎日を楽しんでね。
ところで、お母さんは最近やる気が出ません。
今のパートも辞めて、新しいパートをしようかなと考えています。」
という感じの内容。
「誕生日にそんな暗い手紙を送ってくれるな!」
と思ったけど、
- 母親もそういう弱い部分がある一人の人間なんだな
- 弱さを見せてくれることは、自分を大人として認めてくれるからかな
- 少しでもお母さんの力になりたいな
とも思ったので、「やる気」という壮大なテーマについて少し考えてみた。
やる気が出ない5つの理由
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サボりたがり
人間は元来、「サボる」ようにできていると思う。
違う言い方をするなら、「楽をしよう」するのが人間。
自然界の生物からすれば、人間ほど気楽な動物はいないと思う。
だって、暑いときにはクーラーの中で涼んで、寒いときにはこたつに丸まってよだれ垂らして寝るんだから。
なんて、「サボりたがりな生物なんだ」と思うだろう。
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やらなくても良いことだから
イマイチやる気になれないのは、今やらなくても良いから。
ぼくは、最終日まで夏休みの宿題をため込むタイプだった。
「もっと早くからやればよかった」と毎年反省するのに、お尻に火が付くのは24時間テレビを見終わったあたり。
きっとまた小学生をやり直しても、それは繰り返すと思う。
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身の丈に合わないことをやろうとしている
自分のレベルに合わないことをやっていると、やる気は失せる。
あと、嫌いなこと、どうしても苦手なことも。
ぼくは綺麗好きで、実家に帰るたびに掃除嫌いな母親に「僕が帰ってくるんだから、もっときれいにしておいてよ!」と言ってた。
でも、母からすれば掃除はどうしても苦手なことで、やる気どうこうの問題ではなかったのかもしれない。
手紙の返事に、あの時のことを謝ろうと思う。
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目的が明確になっていない
やり出すときもそうだけど、やっている最中に「なんでやってるんだろう」と、突然やる気がなくなるときがある。
なにかを続けるためには、やり続ける目的が必要で、「なんとなく」やれるのは最初の数十分。
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肉体的に疲れている
気持ちはあるけど、体ついてこないことはある。
まだ若く、幸い体がついてこないというシーンをほとんど経験していないが、学生時代夜勤のバイトをしていた時は、昼間に活動的になろうと思っても無理だった。
やる気を引き出すための方法
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目的を明確にする
なにかをやり出す前に「なぜやるのか」を明確にする。
明確に意識をするだけじゃなく、言葉にするようにする。
ノートに書くのでも良いけど、SNSやブログで宣言するとさらにgood。
人間には、一度言葉にしたことを守りたい、達成したいという心理が働くから、わざわざ言語化するのがポイント。
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必要性を作る
必要性に駆られないと人間はサボるので、
「期限」と「誓約」を作る。
「期限」は、いつまでにやらないといけないかで、
「誓約」は、自分以外との約束。誰でも自分には甘く、自分との約束はすぐに反故にしてしまうから、誰かと約束するのが大事。特定の誰かと約束するのはハードルが高いから、SNSで「1カ月以内に3kg痩せます」みたいな感じでも良い。
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まずは手を動かす
個人的にこれが最も効果的。
四の五の言わず、「とりあえず動け」作戦。
そもそもやる気は、やる前にあるか・ないかではなくて、やっている途中にわいてくるものだと思ってる。
掃除してたら、勉強する気になってきた。
歯磨きしてたら、ストレッチする気になってきた。
みたいな具合に、手や体を動かしてると「あれもこれも!」と連鎖するのがやる気の正体。
だから、まずは体の一部を動かすのが一番いい。
ぼくのおすすめは、アイロンがけと歯磨き。
やる気がないときの過ごし方
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体の一部をきれいにする
「やる気のないダメな自分」に対するネガティブな考えを払拭する意味でも、体の一部、周りをきれいにする。
手を洗う、歯を磨く、お風呂に入る、どこでも良い。
一部でもすっきりと綺麗になると、前向きになる。
そうすると、「せっかく前向きになったし・・」と考えるようになって、「じゃあ、ほかのこともやってみようかな」とやる気が出てくる。
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とことんサボる
上をすればたいていの場合、やる気になる。
それでもやる気になれない時は、おとなしく「サボる」に徹する。
最善を尽くしてもやる気になれないのは、差し迫るなにかが足りないから、今やらなくても良いってこと。
ポイントは、心おきなくサボること。「なんとなくやる」は、トータルで考えるとムダ。
うさぎと亀のうさぎは、いつまでもやらなかったから負けたけど、あの徹底的にサボる姿勢は、見習うべきお手本。
まとめ
母親の手紙に端を発した、「やる気」問題。
考え始めたら、結構ちゃんとした考えた気がする。
手紙の返事には、「この記事を読んでください。」という文言と、
- 基本は、とりあえず手を動かしてみるというものを実践したいところ。
- もしくは、とことんサボる。
- 間違ってもやる気がない自分を責めたりしないように、人間デフォルトは、サボるようにできているということをちゃんと言い聞かせてね。
と書こうかな。
母と、この記事を目にした方の「やる気問題」が少しでも解決しますように。