ぺーぱーの日々

上機嫌でいること、夢中でいることを目標に、今日も色んなことに手を出します。

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アニメ『ブッチギレ!』を見て、王道要素てんこ盛り作品だと感じた件

2022年夏アニメを片っ端から見ようかと思って見た3作目。

 

あらすじ

新撰組の新メンバーとして選ばれた7人。国家転覆を目論む鬼の組織を壊滅させるために戦う物語。

感想

銀魂七つの大罪鬼滅の刃をミックスしたパフェみたいな作品。

絵のタッチはシャーマンキングを緩くした感じ。

新撰組、鬼をペースに作る王道なバトル漫画。

主人公の特殊能力をチラ見せして一話を終えるあたりはイカにもな感じ。

と言いつつ少しは心躍るんだけどね。

とにかく分かりやすくて「ながら見」するにはピッタリな作品。

どうしても音が欲しい時に続きを見ることもあるかもしれない。

アニメ『テッペン!!!!!』を見た感想。ところで!の数合ってる?

2022年夏アニメを片っ端から見ようかと思って見た3作目。

 

あらすじ

女子高生?のお笑い日本一を決めるテッペンワングランプリの地方予選を勝ち抜いた5組のトリオが共同生活をする物語。

感想

最強×最強=最強とは限らないこと。

エンタメの最強であるお笑いと、

視覚的な最強である2次元女子高生の

最強の組み合わせは、残念ながら僕的には最強ではなかった。

セリフはお笑いを漫才のそれだけど、腹を抱えて笑えるものではなかった。

タイトルと冒頭の説明からゴリゴリのお笑い作品なのかなと思ったけど、「そうだよね、アニメだよね」と我に返った。

一番笑ったのはタカコ荘の由来。

トキワ荘があるんだから、タカコ荘があってもいいじゃない」

この管理人さんのセリフには少し声が出た。

回想がネタの入れ子になってるという作りもありがちな感じがしたかな。

酷評してしまったけど、それは僕のような人を対象に作られていない。

この作品は大別するなら学園モノだし、笑い好きが見る作品ではない。

敢えて2期1話からアニメ『シャドーハウス』を見たらかなり楽しかった件

2022年夏アニメを片っ端から見ようかと思って見た2作目。

1作目はメイドインアビス

 

2期目である事を承知の上で、何の知識も持たず1話目を鑑賞。

 

「多分こんな作品だろう!」と推測しながら楽しむ新しい見方に挑戦。

これから繰り広げられる情報は、断片的な情報から組み合わせた誤ったものであることをご了承ください。

ネタバレにはなりません。

 

作中の重要だと思われる用語

  • シャドー…生き人形とセットの黒塗りされたやつ
  • 生き人形…シャドーとセットの顔があるやつ
  • シャドー家…物語の舞台になってる一家、一番偉いのはジジイ
  • シャドーハウス…物語の舞台になってる屋敷
  • スス…シャドーが出す黒いやつ
  • 覚醒…ススを出せるシャドー
  • 星付き…優れたスス能力を持つシャドーたち

 

わかったこと

  • シャドーと生き人形は2体で1セット
  • シャドーのほうが生き人形よりも立場が上
  • シャドーはシャドー家の当主?じじいのために存在してる
  • シャドーが生産したススによってシャドーハウスは動いている
  • スス能力には系統がある
  • シャドーはススの生産量に応じて評価される

印象に残った点

  • シャドーが自分のことを名前で呼ぶ
  • 顔がある生き人形のほうが立場が低い

作品を要約

舞台はシャドーハウスと呼ばれる屋敷。支配するのはシャドー家の当主のじじい。特殊な能力を持ったシャドーは屋敷を動かすために今日もせっせとススを生産する。屋敷内の権力争い、生き人形とのやりとりが本作の見どころ。

感想

初めて試みた「充て推量アニメ鑑賞」

結構楽しい。精度はさて置き、ただ見るだけのアニメよりも満足感がある。

2期目の1話でやるのがピッタリな遊び方だなと。

 

おっと、作品の感想を。

絵は青エクみたいで嫌いじゃない。

設定も半ミステリー半バトルみたいな感じで好み。

スス能力の系統については、ハンターハンターの念能力を想起せずにはいられない。どちらが優れているかはこの際議論しない。

バトル系としてはやや弱い感じがするので、ミステリーとかドロドロとした内部の政治で魅せてもらうことに期待。

忘れてなければ引き続き2話(2期)を観たい。

独立して3カ月経って全然お金にならないけどやって良かったなと思っています

前職の社長とご飯を食べる機会があったから、

この3カ月を振り返ろうと思う。

結論

独立して良かった。

独立して良かったと思う根拠

ビジネスの大変さを知れた

2年間コンサルしていたから、ビジネスの基本は理解していると思っていた。

でも、痛感した。

「見る」と「やる」は全く別物。

よく偉そうに「社長!こうした方が良いですよ!」なんて言えたなと思う。

たまに社長にキレられる意味がわかった。

「経営したこともないのに」と思っていたんだね。

とは言え、外から口だしする人も必要で、その立場の人しか出せない価値もあるからコンサル否定論にならないようこれくらいに。

24時間稼働が身についた

会社員時代は「休みがないと不安」

独立してからは「休みがあると不安」

まるで対照的な考え。

独立する前にある社長に言われた「止まれば死ぬ」という言葉の意味を理解。

3カ月の反省点

まだ3カ月しか立っていないけど、反省点はたくさんある。

社長の自覚が薄い

昨日の社長とのご飯で、僕のことを「社長でしょ」と言われていた。

始めのうちは「いや、まだ法人登記していないから社長ではないんですけど」と心の中で修正してたけど、ご飯の後は「自分でビジネスしている人はもれなく社長なんだ」と考えを改める。

人を動かすのが下手

現在ビジネスパートナーと上手くいっていない。

そのことを相談してくて社長に連絡を取ったのだけど。

金銭的なメリットだけじゃ人を動かすことはできない。

社長はこんな風に言っていた。

「夢を語るのが社長の仕事。この船に乗り込めば、目的地に絶対連れて行ってやる」

社会性・独自性・経済性の順でビジネスをする。

前職の時に散々耳にしたこの言葉の大切さを痛感。

実績もない自分と一緒に仕事をする魅力はなにか?

ビジネス設計が甘い

誰かがいないと成立しないビジネスは絶対しちゃだめ。

コンサル時代に散々見てきた属人的なビジネスモデル。

無在庫、初期投資がない、利益率高い、サブスクモデル

有名な4原則さえ押さえていれば大丈夫と高を括っていたけど、1人で完結できるという要素も加えるべきだったな。

自分勝手

まだまだ自分に都合よく考えているなと思う。特に人間関係について。

オブラートに包んでやさし~く教えていただいた。

「自分はそんな考えはないけど、コンタクトをとり続けることが大切だよ。困ったときだけ連絡をしてくることを悪く取る人も中にはいる。軌道に乗っているときは忙しくて連絡とる暇もないかもしれないけど、調子が良いときも悪いときも連絡することはどんな人間関係でも大切」

今後に向けて

もう立ち止まってしまいたいと考えることもある。2日に1回のペースで。(汗)

でも今ほど「生きてる!」と感じられる時期はないなと。

まだまだ実利がおいついていないけど、明日・1年後・10年後のことは考えない。

ただがむしゃらに今を生きる。

村田沙耶香『生命式』を読んで、SDGsを連想したのは僕だけだろうか?

「他の動物に同じことをするより、ずっといいじゃない。死んだ人間を素材として扱うのは、私たち高等生物の尊い営みよ。死んだ人の身体を無駄にしないように活用し、いずれ自分の肉体もリサイクルされて、道具として使われていく。素晴らしいことじゃない。道具として使える部分がいっぱいあるのに捨ててしまうなんて、そんな勿体ないことをするほうが、ずっと死への冒涜だと思うわ」

短編『素敵な素材』にある一節。

 

この短編を読んでいる時、

SDGsの行き着く世界を見た。

 

SDGs

前職のコンサル会社では、

見聞きするだけでなく、

毎日ようにお客さんに語っていた。

 

退職して3ヶ月、

SDGsは完全に過去のものとなった。

 

前職でもお客さんに

SDGsを経営に活かすことを

説いている中でも、

「想いは素晴らしい。

けど、経済がついてこない」

と懐疑的だった。

 

生命式で描かれる世界では、

想いと経済が両立している。

 

亡くなった人を食べて

性行為が公にできて

新たな生命が生まれる儀式。

 

少子化が今よりも深刻になった

日本が舞台だけど、

今の日本も行く行くは

何かしらの工夫が必要になる。

 

少子化、持続可能な社会の実現、

の一つの答えを

この小説は提示している。

なんて政治的な内容にするつもりが無かったんだけど…。

 

 

読み物としては

まあまあ面白い。

 

どの短編も、最初の数行で

つい笑ってしまう。

 

自分の価値観にない

世界が広がっている

呆れにも似た驚きの笑い。

 

ミステリー小説の

クライマックスに最高潮を迎えた

「そうきたか!」の高まりではなく、

 

前提としてあるワード。

 

人肉

人毛

フューチャーオートミール

壊れた眼鏡

 

造られた言葉には

本来なら「」がつく。

 

だが、この小説にはそれがない。

だから、一読しただけでは

その異常に気づかない。

 

もちろん「つけ忘れ」ではない。

意図してつけていない。

「」は異物の合図。

 

人肉も人毛も

この世界では異物ではない。

 

人を食べる

人を再利用する

人を飼う

 

その全ては正常なのだ。

 

この小説を100回も

繰り返し読めば

ある日食卓に

「人肉のもつ鍋」が出てきても

「少しクセがあるね」ぐらいに

箸が進みそうな気もする。

 

 

不足を補うために

常に「正常」は変化する

 

「同棲愛」「体外受精」「昆虫食」

 

時間をかけて少しずつ

「過去の異常」は

「新たな正常」に姿を変える。

 

同僚の血肉が鍋になる

父親の皮がベールになる

 

経験によってのみ、

想いと経済は両立しうる。

 

「貧困をなくそう」

「飢餓をゼロに」

「すべての人に健康と福祉を」

 

より良い世界になってほしいと

誰もが考えている。

 

今の世界は

変えざるを得なくなった人たちが

作ったもの。

 

望むことと

変えることの違いは、

経験の差だ。

 

お金持ちになりたいなら

ホームレスになれ。

 

どの啓発本にも書いてないけど、

きっとそれが答え。

 

 

とても有意義な一冊でした。